

拡張生産者責任(EPR)とは、製品の廃棄やリサイクルを含むライフサイクル全体に対して、製造者が責任を負うという政策手法です。
この枠組みにより、廃棄物管理に関する財務的・運用的な責任が地方自治体から生産者へと移行します。
その結果、EPRはより持続可能な製品設計を促し、循環型経済(サーキュラーエコノミー)を推進し、環境全体への負荷を低減させるインセンティブとなります。
循環型ラベルの
パートナーとして
ラベルの選択は、パッケージの循環性を最大限に高めるための鍵となります。当社のエキスパートは、お客様が複雑な規制要件を確実に遵守し、「リサイクル設計(DfR, Design-for-Recycling)」の原則に沿った素材を選定できるよう、情報に基づいた意思決定をサポートします。これにより、パッケージの性能を強化し、ブランドの評価を高めることが可能になります。
EPRの影響
EPRをめぐる世界情勢は急速に進化しており、さまざまな地域で、生産者にパッケージの製品寿命終了後の管理責任を課すスキームが導入されています。これらの規制により、企業は自社パッケージ素材の回収、選別、リサイクルのための資金を負担することが求められます。



主要な先行地域
欧州、日本、韓国は、包括的で成熟度の高いEPRシステムで世界をリードしています。これらの地域では、パッケージの種類ごとに異なる義務的拠出金(排出拠出金)やリサイクル目標を伴うスキームが確立されています。欧州連合(EU)は現在、各国の国内法から「欧州包装・包装廃棄物規則(PPWR)」という統一規則への移行を進めており、加盟国間でのルール標準化を図っています。
アジアにおけるEPR
アジアの数カ国でもEPRの枠組みが進展しています。インドでは市場ベースのシステムを採用しており、生産者は義務を果たすために認定リサイクル業者からEPRクレジットを購入します(価格はプラスチックの種類ごとの市場需要に応じて変動します)。フィリピンでは大企業を対象としたEPR法があり、プラスチックパッケージ廃棄物の回収率を毎年段階的に引き上げることが義務付けられています。中国では全パッケージ共通の汎用的なEPRスキームはありませんが、2025年6月から宅配・Eコマース企業に対して配送用梱包材の回収管理を義務付けるなど、特定の法的命令を施行しています。
北米におけるEPR
北米では、パッケージに関する連邦レベルのEPR法は存在しません。代わりに州レベルで規制が導入されており、地域によって状況が異なります。カリフォルニア州、コロラド州、オレゴン州、メイン州などがその先頭に立っており、拠出金の徴収が始まる前に、生産者の登録やデータ報告の義務化が段階的に導入されています。
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参考記事(海外向けの情報が含まれます)
